バッハが今より10倍楽しくなるレッスン
なぜバッハは難しいのか…
藤沢市にある、藤沢ピアノ音楽教室です。
最近、全くYoutubeに動画を上げることが出来ていないのですが…
そんな過去の動画を見て下さり、メールをくださる方が何名かいらっしゃいまして、お役に立てている様で大変嬉しいです。
特にコメントが多いのが、バッハの楽曲解説。
皆さんのお話を伺っていると
「バッハって、こんな風に曲を作っていたなんて、知りませんでした!」
というお声がとても多く…
やはりこういう「不可解」な部分が、バッハの苦手意識を作っているのだなと感じています。
バッハを弾くにあたり、幾つも知っておかなければならない要素があるのですが、、
それは今は割愛しまして。
今日はバッハのインベンション6番を用いて、
【バッハがこの曲を作るにあたり、頭に描いていた構成図】
というのを、探ってみたいと思います!
バッハは何を考えて作曲したのだろう?
バッハの作品を演奏するにあたり、最も大事なことは
【バッハは一体、何を考えて作曲したのか】
ということです。
もうバッハは遥か昔になくなりましたから、誰もその真意を知ることは出来ませんが、なんと!
バッハは自分の考えを全て、楽譜に書き残しているんですね。
それを読み解けるようになる。
これが、まずはバッハの作品に親しみを持つファーストステップだと思っています!
白い画用紙を渡されて、「ここに好きな絵を描いてごらん」と言われたら、皆さんはどうしますか?
「何を描こうかな~?」
って、まずは考えますよね。
作曲家も、曲を書く時に「どんな風に書こうかな」と思いを張り巡らせる訳ですが、クラシックでは、ここを読み取ることが重要になってきます。
バッハは非常に聡明で、無駄な音が一音足りたとて存在しない、という位にとても多くの事を考えて作曲しています。
これを、私たちは楽譜から読み取っていかないといけないんですね。
似たもの探しをしてみよう!
その楽譜を読み取るために、楽譜を分析していく必要があるのですが、それを「楽曲分析」と言うのですが、聞いたことはありますでしょうか?
楽譜を細分化していき、「ここのメロディーはどうなっているんだろう?」とあれこれ観察するわけなのですが、ここでとても簡単なやり方が
【曲中に、同じようなメロディーや音型が無いか】同じモノ探しをする事。
今回は、バッハのインベンション第6番を使って解説をしていきたいと思います。
長くなりましたので、続きはまた次回に書きたいと思いますね。
バッハの曲の構造を知ると、今よりも10倍バッハが楽しく、好きになります。是非お楽しみにしていてくださいね。