なぜピアノを弾いてひじが痛くなるのか
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藤沢市にある、ピアノ・英語リトミックの藤沢ピアノ音楽教室です。
今日は、~明日から快適にピアノを弾くための5つのコツ~の第三回目の記事、
「ピアノ練習でいたくなる3つの代表的な症状」のその2、ひじの痛みについてです。
まだ前回など、このシリーズの記事をお読みでない方は
・ピアノ練習でいたくなる3つの代表的な症状その1、ド・ケルンパ病(腱鞘炎)
こちらも併せてお読みくださいね。
~明日から快適にピアノを弾く為の5つのコツ~
①なぜピアノを弾くと指や腕が痛くなるのか
②ピアノ練習で痛くなる3つの代表的な症状
1. 親指の付け根の手首側に痛みを感じるド・ケルバン病(腱鞘炎)
2. ひじに痛みを感じる上腕骨上鞘炎
3. 指に痛みやしびれが生じる手根幹症候群
*フォーカル・ジストニアという症状もありますが、煩雑なため割愛します。
③手が小さかったり、沢山練習すると痛くなるって本当?嘘?
④ピアノ練習で身体が痛くならない為に、まず見直す事
⑤こんな曲を弾くと痛くなる⁉その例と対策方法
今日はこの上記の記事の
②ピアノ練習で痛くなる3つの代表的な症状
2.ひじに痛みを感じる上腕骨上鞘炎
についてです。
「ピアノを弾いていて、ひじが痛くなるの?」
そう思った方、いらっしゃいますよね。実は、私も「ピアノを弾くとひじが痛い」と聞いた時、「え??」と思いました。
」
ピアノを弾く指や腕は、肩や肘を支点にして動いている
そう。皆さん、大切なことをお忘れなのです。
ピアノは指だけで弾くもの、と思いがちですが、その指は手首から出ており、その手首はひじ→肩→肩関節を支える周りの筋肉etc…
こんな風にして、どんどん辿ると、指先の動きは実は上半身までもが関係していることになります。
ひじを痛める一番の原因は手首が固く、腕に力が入っていて柔軟な動きができないことにあります。
手首を固くすることにより、腕は動かなくなりますね。特に前腕は全くと言っていいほどに自由が利かなくなると思います。
ひじの痛みも、元をたどると指の動きからきている
ピアノを弾くときに動かす指は、沢山の腱によって支えられていますが、その腱は、筋肉と骨をつなぐ結合組織で筋肉の動きを関節に伝えています。
上図のように、こうしてみると、指から延びる腱や筋肉は、辿っていくと一旦は手首、ひじに集約されていることがわかりますよね。
ピアノ演奏において肘が痛くなるのは、こうして指を無理に動かそうとしたために起こった炎症なのです。
・指を動かそうとするために前腕に力が入ったり、
・オクターブを弾こうと思って指を思いきり広げたために負荷がかかったり、
・手首や腕が固いために、指を動かす際に腱や筋肉に圧がかかるetc…
そういったことが原因だと思われます。
ピアノによる肘の痛みも、野球による肘の痛みにも同じ症状は見られる
ピアノの練習で肘が痛くなった方から、「野球肘みたいな症状」と聞かされた時、すぐにどこに原因があるのかピンときましたが、やはり一番の原因は
手首の固さや体の使い方に柔軟性がないこと
に問題があるのではないかと感じました。
野球でも速球を投げるためにはフォームが大事なのと同じように、ピアノでも、ピアノに座る姿勢というのはやはり根本的に大事な要素なのですね。
それに関しては、また別のテーマで扱いたいと思いますが、肘の痛みに関しては指をマッサージするという方法があるようですね。
Googleで検索すると沢山出てきますので、ぜひご興味のある方は調べてみてくださいね。(私のサイトでは他サイトはご紹介できず…すみません)
ちなみに、藤沢ピアノ音楽教室に通う男子生徒さんは野球肘になったことがある様ですが、子供の治癒力でも痛みが消えるまで3か月かかったそうです。
大人ですと、おそらくその1.5倍はかかると思います。
とにかく「痛くなったら休む」
これを守り、症状は最小限に食い止めていきたいですね。
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