バッハ作曲「メヌエット・ト短調 BWV Anh.115」の真実とは
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藤沢市にある、ピアノ・英語リトミックの藤沢ピアノ音楽教室です。
「生徒さんの日々の練習にお役立てできるように・・・」
そんな思いで毎日投稿を始めた藤沢ピアノ音楽教室のYouTubeチャンネル。
そこでバッハの作品の動画を上げるようになってから、何名かの大人の生徒さんがバッハの作品に興味を示して下さるようになりました!
バッハがあまりにも好きすぎて、ウィーン国立音楽大学の大学院の修士論文でバッハについて書いた私。
その時に、膨大な量の文献を読みまして、バッハの曲がだいぶ自力で解釈できるようになりました。
今回は、そんな私にバッハの魅力を教えてくれた本、
『アンナ・マグダレーナ バッハの音楽帳』
の中からメヌエット・ト短調BWV Ahn.115について動画説明をしてみました。
なぜバッハの曲を学ばないといけないのか
ピアノを昔、中級くらいまで習っていた方ならばお分かりだと思いますが、バッハの曲って、驚くほどに人気がないのです。
その一番の理由は
✅曲が難しくて分からない
ずばり、ここなのです。
「分からない」から「難しい」と感じ、「弾けない」から「嫌いになる」
こういう式が出来上がるんですね。
では、どうしてこんなにも好まれないバッハの曲を私たちは学ばないといけないのでしょうか??
一番わかりやすい、その最たる理由。
それは、バッハ以降の作曲家は、必ず作曲技法を学ぶときに「バッハはどんな風にして曲を作ったのかな?」という事を、学んでいるからなのです。
バッハは、音楽の礎を築き上げた人。
まさに、音楽の父なのです。
アンナ・マグダレーナ バッハの音楽帳の中でも有名なメヌエット
バッハのメヌエットと言えば、代表的なのはト長調のBWV Ahn.114の「レーソラシドレーソ ソ♪」だと思います。
このト長調のメヌエットは、バッハの曲を代表するかのように、ピアノを弾かない方でもご存じではないかなと思います。
でも、私の幼少期に鮮烈なバッハの魅力を教えてくれたのは、こちらのト短調のメヌエットだったのです。
確か、私もト長調のメヌエットを弾いてから、このト短調のメヌエットを弾いたと思うのですが、この曲を弾いた時、
「わぁ~!なんて優雅な綺麗な曲なんだろう!!!」
そう思った事を覚えています。
これをきっかけに、バッハ好きが開花したという訳なのです💛
こんなにも有名な曲に、隠された衝撃的な事実とは…
幼少の頃は、まだこの曲はバッハが作曲したもの、とされていたかは不明なのですが。。。
その後研究が進み、いつの頃からか、このメヌエットは実はバッハの作品ではないという事が分かってきたのです。
本当はバッハと同じ時代に、ドイツの教会でオルガニストとして活躍したペッツォーリという方が、作曲したらしいのです。
バッハが大好きな私にとっては、衝撃的な事実でした。
私のバッハ愛を開眼させてくれたこのト短調のメヌエットが、バッハの作品ではないなんて・・・
ピアノコンクールの課題曲にも選定
とは言えども、やっぱり素敵な魅力あふれるメヌエットには変わりはないですよね。
今は、よくピアノコンクールの課題曲にも選定されますが、音楽的にも優れた要素が沢山詰まっている一曲です。
✅どんな風に、このメヌエットは書かれているのか
✅どんな所が、このメヌエットの魅力なのか
✅どんな所に、気を付けて演奏したら良いのか
そんなポイントを解説しながら、YouTubeでこのト短調のメヌエットを演奏してみました。
よろしければ、ご視聴下さい♪
あまりにも、バッハが好きすぎて…
このツーショットの画像が、何気にとってもお気に入りです(笑)
是非、チャンネル登録もして頂けたら嬉しいです!