春に寄せた音楽とお料理と絵画を饗宴
藤沢市にある、ピアノ・英語リトミックの藤沢ピアノ音楽教室です。
コロナ禍が中々収束せず、活動自粛を余儀なくされているフリーランス。
音楽家をはじめとする芸術家、お料理の世界も大打撃を受けている事と思います。
そんな事情に合わせたわけではないのですが、ふと思いついたコラボが、実に今の世情にピッタリかもしれない…という事で、ある企画を思いつきました。
音楽とお料理と絵画を融合
ずっと興味があった、音楽の音色(ねいろ)と絵画の色彩感との融合。
プロのピアニストや音楽家は、音楽を表現するときに音色にとても気を遣って演奏しています。
・この曲の雰囲気に合う音は、どんな色だろうか。
・ここで、はっと曲調が変わった時、どんな音色の変化で音楽を表現したらよいか。
「ピアノを弾くという事は、楽譜にある音符を音にすることではない」
という事は、このBlogでも何度も取り上げました。
人の心を惹きつけ、感動させるのは、音の正確さではなくて、もっともっと違うところにあるのです。
絵画の色彩感に魅せられた印象派の作曲家
絵画からインスピレーションを受けて曲を作った作曲家で有名なのは、Debussy。
絵具を混ぜていくと、無限大の色彩感が表現できるのと同じように、Debussyも音と音、響きと響きを混ぜ合わせて、実に色彩豊かな音楽を作曲しました。
ピアノという楽器は、そんな音の色の世界が無限大に作れることを、もっと自分の手で研究したい、たくさんの人に知ってほしい。
そんな想いで、2年前にカラーセラピーの先生とコラボしたこともありましした。
前回は絵本と音楽のコラボでしたが、今回ふと思いついたコラボは、
「一つのピアノ曲からイメージする世界を、それぞれ料理家さんと絵描きさんに描いて頂き、音楽と料理と絵画を融合させる」
というもの。
多分、世界初?!になるのではないかなと思っています。
その初コラボ作がこちらです↓
藤沢ピアノ音楽教室主宰である、私・小野裕美のピアノ演奏「グリーグ作曲 「春に寄す」」を、おもてなしシェフの増渕智さんに、絵をますぶちみなこさんに聴いて頂き、そのイメージに合ったお料理と絵画をお願いしました。
同じ曲を聴いても、人それぞれイメージするものは全く違います。
3人の感性が、それぞれの形で表現され、融合しあう。
音楽とお料理と絵画の饗宴。
とても興味深いコラボになりました。
ちなみに、増渕智さんとますぶちみなこさんには、曲の題名は知らせないでイメージしていただきました。
これが、おもてなしシェフ・増渕智さんが作った春に寄せる逸品。
題名にふさわしい、ぴったりな春の装いになっているのが素晴らしいですよね。
ここまで春に寄せてお料理を作って頂けるとは思っていなかったのビックリ!!
お料理も、作る方の感性・センスが問われる世界。
色々な形を通して表現される感性が、こうやって一つに融合していく姿はとても斬新で面白い、ワクワクする新天地だと感じています。
そんなコラボを、これから少しづつ企画していきたいと思っています。
是非、またBlogでご紹介させてくださいね。