エントリーした全員がピアノコンクール予選を通過!
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藤沢市にある、ピアノ・英語リトミックの藤沢ピアノ音楽教室です。
今年は新年早々から、生徒さんと一緒にコンクールに向けて頑張ってきました。
その成果が実り、見事!小野クラスからコンクールにエントリーしていた全員が、予選優秀の結果で本選に進むことが出来ました!
おめでとうございます!
ピアノコンクールで勝ち進むためには
コンクールは発表会とは違い、曲の完成度だけではなく、音楽的な表現力も審査されます。
なので、生徒の皆さんには
「この曲を聞いた時、弾いた時、どんな感じがする?」
という事を、何度も何度も質問して、それに似合うような曲作りをしていきます。
そうすることで、曲に対するイメージが沸き、どんな風に弾きたいかという事が分かるようになります。
・フワフワと、柔らかく飛んでいくような曲なのか
・物悲しくて、涙が出そうな曲なのか
・嬉しくて、スキップをしたくなるような曲なのか
まずは、自分の心に「どんなふうに聞こえる?」と問いかける事が大切なのです!
ピアノコンクールで審査員が求めているもの
生徒さんがコンクールを受けるたびに、よく親御さんや生徒さんから耳にするのが「音のミス」。
「間違えないように弾く」
という事はもちろん大切な事です。
でも、それは審査員の先生が最も聴きたいこと、ではないのです。
間違えないでピアノを弾いても、その演奏が記憶にとどまるような演奏でなければ、間違えないで弾くことの意味は全くなくなります。
どんなに速く弾いてもミスがなくても、ピアノコンクールには受からない
昔、私は幾つかのコンクールの審査員をしていました。
本当に、素晴らしい貴重な経験をさせて頂きましたが、そこで感じた事。
それは、ピアノコンクールで賞を頂くためには、速く弾けていても、音を間違えなくても、難しい曲を弾けていても受からない、という事です。
なぜなら、審査員の先生方が聴いている着眼点は、そこではないからです。
演奏速度や音のミス、難易度に目が行く人は、そこでしか音楽が判断できないのだと思います。
音楽は、本来はそうあるべきではありませんよね。
「この人の演奏、素敵だなぁ!」
そう審査員の先生が思うのは、その演奏に”心”を感じるからです。
音楽を心の目で感じ、それを指先から鍵盤に伝え、音楽を表現する。
それが、審査員の先生が聴きたいこと。
その音楽を表現するために、指の打鍵の正確さや、音色の出し方、音の強弱、デュナーミクなどといった表現を練習するのです。
本選は、上手な人の集まりですから、さらに色々な事が要求されていきますが、しっかりと先生のお話をよく聞いて、本選で入賞できるように頑張っていきましょうね!